【絶対役立つ】中学受験アドバイス集

私立中学について、お役立ち情報を書いていきます。

大学合格実績の良さ|私立中学に入れるメリットは何か?

大学合格実績の良さも私立中学に入れるメリットとして見逃せません。

 

特に、東大や早慶の合格者数上位は、ほとんどが私立中高です。

(これがMARCHレベルになると公立高校が上位の中心になります)

 

なぜ、私立中高は最難関大学に強いのか。

その理由を考えたいと思います。

 

 

1点目は、一貫教育だということです。

つまり中学と高校が分断されていないということです。

中高が分断されていないので、科目によっては中学の段階で、高校と重複する単元を先取りするなど、効率よくカリキュラムが組まれています。

余った時間は授業中に大学入試の演習を行うことで、公立高校の生徒よりも、対策時間が多く取れるのです。

 

2点目は、中学の段階で学習習慣の確立に力を入れていることです。

大学受験において、東大をはじめとする最難関国公立や早慶に合格しようと思ったら、口を開けて授業を聞いているだけでは受かりません。最難関大学で問われる知識量は半端ではありません。最後は、膨大な知識を定着させるために、机に向かう集中力がモノを言います。この自分で机に向かって勉強する学習習慣を中学から身につけさせているのが私立中高です。どの学校でも、公立よりも多くの宿題が出されます。初めは悲鳴を上げていた生徒も、だんだん慣れていきます。慣れることで、学習習慣を定着させているのです。

 

3点目は、探究型授業を行う余裕があることです。

難関大学の入学試験には記述問題や小論文が出題されます。これらの中には、知識だけでなく、自分の考えを論理的に解答する力が問われるものがあります。

自分の考えを論理的に解答することは、付け焼刃では出来ません。普段からあらゆるテーマについて、自分の考えを発表する機会を持つことが大切になります。

私立中高は、普段の授業や特別カリキュラムの中で、あらゆるテーマについて自分の考えを書かせたり発表させたりしている学校が数多くあります。いわゆる探究型授業です。進んだ学校では、中学3年生で卒業論文を書かせたりします。その内容は大学生顔負けだったりします。

2021年からは文科省の方針で、大学入試で求められる力が変わります。いわゆる大学入試改革です。これにより知識技能だけでなく、思考力判断力表現力を問うことが重要視されます。

例えば早稲田大学政経学部の一般入試では、答えのない哲学的な問いに関する記述問題が出題されます。

サンプル問題はこちらです。

https://www.waseda.jp/fpse/pse/assets/uploads/2018/08/25486ad4e541ea9a04632f8c28ba14f8.pdf

 

大学入試改革により、最難関大学でなくとも、記述や小論文を課す大学が増えると思います。探究型授業を行なっている私立中高はますま有利になるでしょう。

 

4点目は、対策講座の実施です。

とにかく手厚い私立中高。「大学入試対策講座」を放課後や長期休みに実施しています。これについては、多くの学校で行われており、当たり前になっています。中には予備校有名講師を招聘している学校もあります。

 

以上、大学合格実績は私立中高の経営においても生命線なのが事実です。どの学校も、普段の授業から大学入試を意識しています。各私立中高がしのぎを削る分、生徒にとっては、手厚いサポートが受けられます。