【絶対役立つ】中学受験アドバイス集

私立中学について、お役立ち情報を書いていきます。

建学の精神|私立中学に入れるメリットは何か?

私立には創立者が学校を作った時の思い。建学の精神があります。

建学の精神は各学校の存在意義に当たり、とても大切にされています。

例えば、明治大学のホームページを見ると、下記の様に記されています。

建学の精神と使命 | 明治大学

 

明治大学の建学の精神は「権利自由、独立自治」です。

これではあまりにも抽象的です。そこで「使命」や「教育目標」と言う形で、

建学の精神を現在化(現代にも通じる様に置き換えて使用)しています。

 

明治大学の場合は、

「世界へ — 「個」を強め、世界をつなぎ、未来へ ―知の創造と人材の育成を通し、自由で平和、豊かな社会を実現する

を使命としています。

 

建学の精神は、特に私立中高では、校長訓話・授業中・OBOGと話をした際など、あらゆる場面で語られます。

前述の「先生による感化」もそうですが、生徒は建学の精神によっても感化されます。

 

実際、私立中高の卒業生は「建学の精神」や「使命」「教育目標」のうち、少なくともどれか一つは覚えています。そしてそれらが、人生で迷った時、何かを決断する際の判断材料にもなります。

 

海城中高の建学の精神は「国家社会に有為な人材の育成」です。

これを元に教育目標として「リベラルでフェアな精神を持った新しい紳士の育成」を唱えています。

この「新しい紳士」という言葉は、海城の生徒一人ひとりに刻まれています。海城生は「新しい紳士」とは何かということを、在校中、卒業後も問い続けます。

 

さて、建学の精神を元に志望校を決めている受験生や保護者は少ないと思います。

 

しかし、卒業してからも「建学の精神」が大きく影響することを知って、

必ず一度は、気になる学校のHPで調べてみて欲しいと思います。